安心R住宅とは、中古住宅の流通促進に向けて、これまでの「不安」「汚い」「わからない」といった中古住宅のマイナスのイメージを払拭するため、一定の条件を満たした住宅の広告に国土交通省に登録された団体が国の関与のもとでロゴマークを付けて、中古住宅の物件選びに役立つ情報を消費者の皆様に分かりやすく提供する仕組みです。
詳しくは、 国土交通省『安心R住宅』をご参照ください。
一般社団法人住まい管理支援機構は、この仕組み「特定既存住宅情報提供事業者団体登録規程(平成29年国土交通省告示1013号)」に基づき「安心R住宅」情報提供事業者団体として登録されました。
(登録日 平成30年(2018年)6月29日)
特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度 国土交通省団体登録第6号
■ 団体名:一般社団法人住まい管理支援機構
■ 所在地:名古屋市中区錦三丁目10番14号協和錦ビル7階
■ 連絡先:052-950-3770
「安心R住宅」とは、どんな住宅のことですか?
耐震性があり、インスペクションにより、構造上の不具合・雨漏りが認められず、リフォーム済みもしくはリフォームについての提案・住宅に関する様々な情報開示がなされている住宅です。
「安心R住宅」の基準についてもう少し詳しく教えてください。
- 昭和56年6月1日以降の建築に適用されている新耐震基準に適合している
- インスペクションの結果、雨漏れ・白蟻被害等の構造上の欠陥が見当たらず、既存住宅瑕疵保険の基準を満たしている、もしくはリフォーム工事することで満たすことができる
- 点検記録、リフォーム前・リフォーム後の状態が写真で確認できる
- これからリフォーム工事を行う住宅についてはリフォーム提案書がある
「安心R住宅」を買うメリットは何ですか?
- 既存住宅状況調査技術者による検査により建物の状態がはっきりしているので、安心して購入できる
- 既存住宅売買瑕疵担保責任保険をつけることにより、購入後に重大な欠陥が見つかっても経済的負担なく修繕ができる(保険料の支払いが必要となります)
- 様々な住宅購入の税制上の優遇制度(住宅ローン控除や不動産取得税の軽減等を受けることができる)を受けるためにはそれぞれの基準があります。詳しくは専門家にお尋ねください
- 建物の状態が、インスペクションおよび開示された情報によりわかっているので、入居後のメンテナンス計画が立てやすい
住まい管理支援機構のメンバーがご提供する品質基準
コンプライアンスの徹底
初期研修
・入会にあたっての研修
・個人情報保護
・クーリングオフ
・安心R住宅の基礎知識
・介護施設の種類・役割
継続研修
・法令改正
・接客マナー
定期点検マニュアル
・検査担当者実地研修
・報告書作成
・データ管理
「安心R住宅」ロゴマークとは
安心R住宅ロゴマークとは、国土交通省が定めた安心して購入するための基礎的条件を備えた中古住宅(既存住宅)を販売するときに、その物件の広告につけることができるマークで、国土交通省に団体登録されている当機構の許諾により、会員である宅地建物取引業者が使用できるマークです。
リフォーム工事に「安心R住宅」標章制度の考え方を取り入れる意義は?
安心R住宅では、まず建物の健康状態を建築士である既存住宅状況調査技術者が調査します。その上で建物のコンディションを整えるためリフォームの提案を行います。
つまり、より安全で快適な状態にして、次の世代に建物を引き継いでいこうという考えです。この考えは、皆さんがリフォームを計画した時に応用できるものです。
どうせリフォームするなら、具合の悪い部分は一緒に直してしまった方が建物が長持ちします。そして、例えば断熱性能を上げてより快適に住める建物にする。
これは、サステナビリティなSDGsにつながる取り組みです。
まずは、自分の体の健康診断をおこなうように建物のインスペクションを行いましょう。